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お漏らしした大魔導師、証拠隠滅のため魔法で弟子の記憶消去。

カンザ都市同盟魔法捜査局は15日、ヒバリーヒルズ魔法学院で幻覚魔法を研究している大魔導師アスカ(57)が、自分の失態を見た弟子の記憶を魔法で消去し隠蔽しているとして逮捕した。

調べによるとアスカ氏は、自分の失敗やミスを他人見られることを極端に嫌い、日常的に周囲の人間に対して、記憶操作の魔法を使っていたと見られている。

アスカ氏の弟子になった男性の母親が、息子のちぐはな言動受けて病院での検査を進めた所、脳に魔力の残滓が残っていることが発見され事が明らかになった。

取り調べに対して頑なに沈黙を続けているアスカ氏に耐えかね、魔法捜査局がアスカ氏に強力な自白魔法をかけると、自らの犯行動機を赤裸々に語りだした。

「私は大魔導師だぞ、完璧な存在なんだ。私の失敗を笑う物はこの世にいてはならないんだ!」
「階段で転びかけた時にクスリと笑った女エルフめ。」
「鉛筆を逆に持ってしまったのをイジってきた学生達め。」
「何より、私がゾンビに驚き、失禁した姿を見た弟子などは断じて許せん!」
「だから記憶を改ざんしてやったんだ!!」

魔法捜査局は余罪がないか引き続き、取調べを続けるようだ。